【オトナ女子映画部】「整形Before/After」に惹かれてしまう“ゲス心”にヒット『モンスター』

【オトナ女子映画部】「整形Before/After」に惹かれてしまう“ゲス心”にヒット『モンスター』

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【オトナ女子映画部】「整形Before/After」に惹かれてしまう“ゲス心”にヒット『モンスター』

独女通信2013年04月16日13時00分

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独女通信

元『あいのり』メンバーである桃さんの“半顔メイク”が話題になった。つけまつ毛に黒目を大きくするコンタクト。その整形級の変わり様に思わず目を奪われた人も多いのではないだろうか。
無論、桃さんは美肌の持ち主であるし、自身で「私って努力家(笑)」とさばけたコメントを出している飾らなさが十分魅力的ではあるのだが、心の中で「すっぴんがこれって私の方が可愛いかも?」とイジワルな感想を抱いた独女も少なくないだろう。

誤解を恐れずに言えば、女には誰にでも“整形欲”が存在すると思う。理想の顔になりたい、近づきたい、コンプレックスを克服したい――。筆者だってもちろん思ったことはある。そして、ついテレビ番組の「整形した女のBefore/After」といったゲスな企画に興味を持ってしまうのである。

そんな、女のゲスな好奇心全開で観て欲しいのが4月27日に公開される『モンスター』だ。先日別作品で「本屋大賞」を受賞した百田尚樹氏の同名小説を映画化したもので、そのセンセーショナルな内容が話題を呼んでいる。

高岡早紀演じる主人公は、幼少期から自分の容姿を“バケモノ”呼ばわりされ、いじめられてきた。とある事件をきっかけに東京に引っ越し、アブノーマルな風俗の世界で収入を得ると整形手術で美しく生まれ変わる。今まで、下ばかり見て歩いてきた女が、いきなり高岡早紀の美貌を手に入れるのだから、その魔力はとてつも無いものだろう。

美しい自分を手に入れた女は、かつて恋をしていた高校の同級生に会いに、暗い歴史がある故郷へと戻る。それは彼女の復讐なのか、積年の想いなのか。この映画の結末に何を感じるのかはあなた次第だ。

異性はもちろん、同性にも家族からもうとまれるほどの醜い容姿を持っていた主人公の整形成功までのパートは薄暗く、鬱々とした気持ちになることは間違い無い。けれど、ただのゲスな“のぞき見”に終わらない作品に仕上がっているのは、原作のパワーと、女性監督ならではの優しさだと思う。

決して、大人数で観てワイワイ楽しむタイプでは無い物語。美醜や、人の外見と中身、独女の興味関心ここにあり! と言っても過言ではないこの作品はこっそり1人で噛みしめて欲しい。(中村梢)

『モンスター』
配給:アークエンタテインメント
2013年4月27日(土)丸の内TOEI、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー。

(C)2013「モンスター」製作委員会

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