アイドル好きの男に引いてしまうのはなぜ?

アイドル好きの男に引いてしまうのはなぜ?

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アイドル好きの男に引いてしまうのはなぜ?

独女通信2013年04月25日16時00分

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独女通信

 独女と話していると、「じつは嵐にハマっているの」「私は……年甲斐もなくキスマイが好き」とカミングアウトされることがある。ジャニーズ以外でも、アイドルのライブや舞台を地方にまで飛んで観に行く女友達もいる。
 そこでふと、思い出したことがある。以前、フットボールアワーの岩尾が「おばはんがジャニーズ好きでも何にも言われないのに、なぜ俺たちがアイドルを好きだと気持ち悪がられるのか」といったことをバラエティ番組で叫んでいたのだ。
当通信の「もし自分の彼氏が“AKBヲタ”だったら、独女はどう思う?」でも、「『AKBが好き』ということを彼女に話せない」と隠れキリシタンのように苦悩する30代男性の姿があった。同じアイドル好きなのに、男女間のこの違いはどこにあるのだろう。

「女性アイドルって10代~20代前半が中心。だからその子たちを好きという男性たちに対しては、ロリコンのイメージを抱いてしまう」とはエリカさん(33歳)。なお、エリカさんは「アルバムを買う程度の嵐好き」だ。
「男性ファンは、お気に入りのアイドルとHすることをリアルに妄想していそう。女性の場合は、アイドルを見て胸がキュンとすれば満足。せいぜい妄想してもキス止まりなんですよね。アイドルに対して性的な欲望を抱かないから、女性たちはファンでいることに後ろめたさがないし、周囲からも引かれないのでは?」
 本能的に性的なものへの興味は男性の方が高く、ほぼすべての男性週刊誌には、きわどいグラビアが載っている。女性アイドルにもかなり露出の高い写真が求められていて、これがアイドル好き=ロリコンのイメージを生んでいそう。
対して『AneCan』のグラビアをミートボール吉野(AV男優)が飾ることはなく、10代の若い男性アイドルもそうそう脱いだり股を広げたりしない。アイドルに求めるものが男女で異なっているのは事実だ。
 一方、ジャニーズ系のコンサートに何度か足を運んだことのある美子さん(31歳)はファンたちのファッション性の違いを指摘する。
「ジャニーズファンの年代層は幅広く、全体的におしゃれで普通にかわいいという印象でした。男性のヲタと言われる人たちはアイドルの名前の入ったTシャツを着ているなど、秋葉原から一歩出ると、一目でヲタとわかっちゃいそうですよね……」
 ただ、美子さんは日本を代表するロックバンドの熱心なファンなのだが、こちらのライブは「スーパーで売っているような、流行を無視したファッションで身を固め、モテなさそうなアラフォーが密集している」のだとか。どっちもどっちなのだろうか?
 アイドルに詳しいライターのHさんは「男性のアイドル好きは非モテでダサいというのは、偏見」だと話す。
「テレビなどで、アイドルファンとしていかにもオタクという人が取り上げられているから誤解を招く。たとえばAKBの握手会などでは、お目当てのメンバーに少しでも好印象を持ってもらいたいからと、おしゃれにしている男性も多いんですよ。ファンの中には有名企業のビジネスマンや結婚している人も少なくないですし、アイドル好きが必ずしも非モテとは限りません」
 男性が若いアイドルに性的な興味を抱いているという点も「完全には否めない」としながらも、「熱心なファンは『俺があのアイドルを育てた』とプロデューサー感覚に酔っていることの方が多い」とのこと。また男性は好きな物事に固執しやすく、一度アイドルにハマると、一般の女性に関心が向かなくなることが災いしているとの見解だった。
「さらに言うならば、女性ファンの中でも熱心に追っかけをしている子は、男性のアイドルヲタと変わらないメンタリティを持っている場合も。個性的なファッションを死守している人もいるし、かなりのお金をつっこんでいる人もいる。あまりメディアで騒がれていないだけですよ」
 もっと広い視野で考えれば、野球ファンも筋肉オタクもラーメンを語る人々も、趣味に興じているという点ではアイドル好きと同じ。先入観で、他人様の趣味をあれこれ揶揄するのは無粋なのかもしれない。(来布十和)
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