【オトナ女子映画部】女は結局安全な男を選ぶ『華麗なるギャツビー』

【オトナ女子映画部】女は結局安全な男を選ぶ『華麗なるギャツビー』

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【オトナ女子映画部】女は結局安全な男を選ぶ『華麗なるギャツビー』

独女通信2013年06月18日13時00分

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独女通信

“情熱”
“お金”
“安心感”
生涯のパートナーに求めるものとは?
上流階級の令嬢デイジー(キャリー・マリガン)には、燃えるような“情熱”で愛した下流階級の恋人、ギャツビー(レオナルド・ディカプリオ)がいた。しかし、戦争に行ってしまった彼を待つ事が出来ず、押しの強い上流階級のトム(ジョエル・エドガートン)と“情熱”とはかけ離れた結婚をしてしまう。

そんな彼女の前に5年ぶりに現れたギャツビー。自分にお金がないことが原因でデイジーを失ったと思い込んだギャツビーは、ありとあらゆる手を使って“富”を手に入れ、デイジーを取り戻しにやってくる。
デイジーのために建てた豪邸、自分では読んだ事もない莫大な数の本が並ぶ書斎、ものすごいスピードが出る派手な車でデイジーを喜ばせ、トムと別れて自分と一緒になってくれとプロポーズするギャツビー。過去の“情熱”を取り戻したデイジーは、ギャツビーとの将来を再び夢見るが……。
「過去は繰り返せない」
この映画の“キーワード”でもあるこのセリフ。2人を引き合わせることになるニック(トビー・マグワイア)はギャツビーに言う。これに対し、ギャツビーは反論する。
「過去は繰り返せる」
しかし、デイジー目線で見た時、悲劇の結末が何を意味にしているのか、女性には別の論点が見えるはずだ。デイジーの選択は、あまりにも冷酷で、残酷で、許し難い。けれどデイジーが最終的に何を選んだのか、女性にだけは分かるだろう。
“燃えるような恋”
一度はしてみたい。そんな相手と結ばれたい。でもそんな相手がいざ現れたら、“安らぎ”は消え去ってしまう。毎日が不安で、落ち着かなくて、相手の“情熱”が怖くなる。だからそこそこ問題なく愛せる“安全な男”と結婚する。つまり、“そこそこの相手”を、自ら選んでいるのだ。
“安心出来る男”は、極上なのである。相手に燃えるような“情熱”など、ない方が身のためかもしれない。デイジーの選択を批判するのは簡単だ。しかし、究極に追い込まれた時、デイジーとは違う選択を出来る女性が、どれだけいるだろうか?(安部沙織)
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