マツコが憧れのアナウンサーに語った、自身のルーツと母親への想い

マツコが憧れのアナウンサーに語った、自身のルーツと母親への想い

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マツコが憧れのアナウンサーに語った、自身のルーツと母親への想い

livedoorニュース2013年06月18日18時05分

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livedoorトピックニュース

マツコが憧れのアナウンサーに語った、自身のルーツと母親への想い

マツコ・デラックス

17日放送のNHK Eテレ「ハートネットTV シリーズ 多様な“性”と生きている(4)マツコ・デラックス」に、コラムニストでタレント、ゲイ、女装家のマツコ・デラックスが出演。自身のセクシャリティや、両親への思いを語った。
聞き手は、マツコが長年「会いたい」と公言し、尊敬してやまない元・NHK、現フリーアナウンサーの加賀美幸子。それだけに、普段は語られることのないマツコのルーツについても語られた。

マツコが最初に男性を意識しはじめたのは小学校一年生の頃で、想いを寄せる同級生を突き飛ばすようなことでしか愛情を表現できなかったのだとか。やがて中学・高校の頃には、自らを確実に「異性愛者ではない」と認識したという。
また、マツコは「女性になりたいとは思ってますよ。でもそれは『生まれ持っての性から女性になりたい』ではない」と語り、一度として「性別としての女性」に憧れを持ったことはないのだという。しかし、マツコが「こういう風になりたい」と憧れる人物は、全て女性だったそうだ。
そんなマツコは、尊敬する人物として、ミュージシャンのジャニス・ジョプリン、ファッションデザイナーの森英恵、政治家の土井たか子、フィギュアスケート選手の伊藤みどり、そして加賀美アナを挙げている。また自身を「どっかで私はフェミニストなんですよ」と評し、男性のミュージシャン、政治家、フィギュアスケーターは「性の対象」にしかならないと断言している。
マツコの複雑な考え方については加賀美アナも「マツコさんの場合はね、難しいですやっぱり」と述べている。しかしマツコ本人は「ノープランで自分を泳がせて、結果としてこの形になったんだったら、文句は言えないなって。有り難いですほんとに」と語り、現状に満足しているようだ。
番組では、39歳でマツコを生んだ母親との関係も語られた。マツコはこれまで両親に、自身のセクシャリティや職業、暮らしぶりなど、一切説明したことがないという。何度か「大丈夫なの?」と尋ねられたことはあるが、マツコは回答を避け、両親も執拗に迫ることはなかったそうだ。
マツコは自身の複雑な状況を、穏やかに暮らす両親に説明し、理解してもらうこと自体が身勝手だと感じていたのだという。そのため「これはもう結果を出して、それで納得してもらうしかないな」と考え、あえて話さなかったと説明している。そんなある日、マツコの気持ちを見透かすかのように、母親から手紙が送られてきたそうだ。
番組ではその時の事を、マツコと中村うさぎの共著「愚の骨頂 続・うさぎとマツコの往復書簡」の一文を通して紹介している。

「今年の正月腰の手術をして、杖を使わなければ歩けなくなった母から、初めて明白に、アタシのテレビを見ているという内容の手紙をもらったの。そして最後は『今日も5時の生放送を見ます』で締められていたわ。女装した息子をずっと母は見ていたのよ。アタシ、思わず大笑いしちゃったわ。そして、孤独ではない自分を再確認し号泣したわ」

マツコはこの手紙について「(母は)手紙でもこういうことを言う人ではないので…『このタイミングで言ってあげたほうがいいんじゃないか』って、きっと母が機転をきかせた気がします」と語っている。母親はマツコのことを、「太りすぎだ」と注意する以外は、何も言わず見守ってくれる人物なのだという。最後にマツコは「もう、甘えっきりです両親には」と感謝を表し、自らのルーツに関する話を締めくくっている。
約30分の対談では、他にもマツコのマイノリティとしての生き方や孤独、そして死についての姿勢も語られた。バラエティ番組では自身のことを「電波芸者」と称し、エンターテイナーに徹するマツコも、尊敬する人物の前だからこそ真摯に語ったのだろう。マツコも加賀美アナも、まだまだ語り足りない様子で番組での再会を誓い合っていた。
【関連情報】
ハートネットTV:2013年6月17日の放送 – 公式サイト
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