なぜ「女子高出身」はネガティブイメージを持たれるのか?

なぜ「女子高出身」はネガティブイメージを持たれるのか?

0

なぜ「女子高出身」はネガティブイメージを持たれるのか?

独女通信2013年05月23日10時30分

記事提供元

独女通信

写真拡大

最近出版界では『女子高出身』(杉浦由美子著 PHP研究所)や『女子高あるある』(女子校あるある研究会編 彩図社)といった“女子高”をテーマにした書籍が相次いで出版されている。女子高なんてはるか昔から存在していたのに、なぜ今頃ブームとなっているのか。
おそらくきっかけは辛酸なめ子さんが2011年に出版した『女子高育ち』(ちくまプリマー新書)をきっかけに「女子高出身って変?」と、興味を持つ人が増えたので花と思われる。

そんな筆者も実は、高校・短大と5年間女子だけの学校に通った経歴を持つが、その後社会へ出て女子高に通っていたという話をすると、よく言われる言葉がある。
「女子高出身? えー見えない!」
言葉の主のニュアンスをみるに、それはおそらく褒め言葉。つまり多くの人にとって「女子高っぽい」ということはあまりいい意味ではないのだ。なぜ“女子高”はそんな印象を持たれるのか? というのは常日頃気になっていたことである。漠然と想像するのは「女同士でグループを作って格付けしていそう」とか「男性がいないから、すごく下品なことやっていそう」というイメージだが……。
「女子高出身の子のイメージを一言でいえば『ちょっと変わっている』ですね」
そう断言するのは高校大学と共立校に通っていた紀子さん(既婚・35歳)。
「普通に学校を卒業して就職して、結婚して……という人生にどこか抗っている人が多い。偶然だと思いますけど、私のまわりでまだ結婚していない同年代の友達はほとんど女子高出身なんですよ。みんな自分の世界がある、と言えば聞こえがいいけれど」
これはつまり端的に言うと「婚期が遅そう」ということだろうか? ちなみに筆者の同級生でもやはり独身者はけっこういるが、それに補足すると彼女たちの多くは「親の援助が手厚い」という点も影響しているような気がする。お嬢様学校の場合はやはりお金持ちの家の子が多く、援助があるから独身でいつまでも好きなこともできるのだろう。しかしそれは女子高出身とは別な問題である気もするが。
また共学出身である男性の卓也さん(35歳)は、大学生の頃、所属していたサークルに入ってきた女子高出身の子にずいぶん手を焼いたと語る。
「とにかくこちらからチヤホヤしないと『誰もかまってくれない』と塞ぎ込む。聞くとその子は中学校から短大まで少人数クラスのエスカレーター式女子高出身で、ずっと気心知れた知り合いばかりの環境だったそうです。だから自分から知らない人に声をかけたり、馴染もうということができなかったのかも。あの子はあれからどうしているんだろう?」
一口に女子高といっても、中高一貫教育で高校の募集を行っていない少人数の学校もあれば、高校からも外部からたくさんの生徒が入学し、1学年10クラスほどあるマンモス学校も存在する。同じ女子高でも環境の違いは大きいのだ。ちなみに、『女子高育ち』を書いた辛酸なめ子さんの出身校「女子学院」も中高一貫で、高校での募集はない。やはり中高一貫というのはさらに女子高気質濃度を高くするようだ。
 一方、女子高出身の独女はどう考えているのか?
「確かに男性がいない分、だらしないのは認める。男性の目が気にならないから全体的にみんな“おおらか”です。格付けでグループをつくる世界は、どちらかというと異性の目が気になる共学のほうが激しそうだと思うけど……」
そう証言するのは女子高出身の千秋さん(37歳)。千秋さんは中学校時代、クラス内のグループ抗争でうんざりした生活を送っていたが、高校になったら「みんなギスギスしていないし、楽しい思い出しかない。女子高時代は私の青春だし誇り」と胸を張る。
また同じく女子高・女子大出身の優子さん(35歳)は「女性はみんな“女子”ですよ」と断言。
「うちの姪っ子が6歳ですけど、6歳くらいの女の子でも女子ってやっぱり“女子”ですよね。つねに女の子同士でおしゃべりして、友達の噂話とかしている(笑)。女子高出身に限らずこれはもう生まれ持った女子の性質ですよ。それを女子高出身ということで判断するのはどうかと思います」
女子は生まれてから死ぬまで結局“女子”。いくら女子高であろうと共学であろうと、その宿命に逆らうことはできないのだ(橋口まどか)
【モテるテクニック、使ったことありますか?】「独女通信」アンケートにご協力をお願いします
0